子どもの前ではスマホ禁止

25年も学習指導に当たってましたので
子育て、教育に関するご相談を多くいただきます。

その中で特に最近、多いのは幼児期の教育。

この時期に必要なものを勘違いしてしまうと
自分の頭で考え、判断し、行動する「脳力」が
育ちにくくなってしまいます。
しかも依存型の学習になってしまうため、
教育費が一気にかさむ結果に、、、

ゼロ円子育てを考える上で「脳力」は
キーワードなのです。

「脳力」育てにおいて幼児期に必要なものは
「何があっても自分は愛されている」
と言う自信です。

ここに無理に学習プログラムを入れても
不安定なものになってしまいます。

まず、全ての親御さんに言うのは
小学校低学年までは
「子どもの前ではスマホ禁止」です。

守る、という言葉の語源は「見守る」から。
親からの愛に満ちた「見守り」があるから
子どもは自信で心が満たされ、
興味を持ったものに素直に興味の眼を
向けることができます。

この仕組みを邪魔するのが
親が子どもの前でスマホをいじること。

読書や新聞を読んでいるのと
変わらないじゃないか!

と思う方も多いと思いますが、
子どもの眼から見たら、
読書や新聞を読んでいることは
見て、わかりますが、
スマホでは、
何をしているのかがわかりません。

自分に目を向けてくれない理由が
わかりません。
だから、親の気を引きたくなって、
忙しなく動き始めたり、大声を出したり
するのです。

自分はここにいるの!気づいて!

この合図なんです。

子どもは親に気づいてもらうことに
必死です。
どうすれば、
自分だけに注目してくれるのか?
こればかりで頭と心が埋まってしまいます。

ここに思考が、興味が宿るでしょうか?
何を学んでも正しく受け入れられません。

子どもの考え方に即して必要なものを
与えていくのが、脳力教育。
その第一歩は、
親御さんのスマホ依存からの卒業です。

叱り方にもポイントがある

幼少期には、お子さんを危険から守るために
叱らなくてはならないこともあります。

その時にルールがあります。

一回にひとつだけ叱る

です。

くどくど、長々とした説教をしがちですが、
お子さんが一度に学習できるものはひとつ。
あれもこれも、と続くと
飽きてしまったり、そういう儀式だと思ったり
長くなればどんどんと効果は薄くなります。

ポイントは下記の3点。
・起こりうるリスクを明確に伝えること
・感情を切り離して伝えること
・子どもに言うからには自分もちゃんとやること

叱る=正しく伝え、自分が見本になる

ということなのです。

子どもは矛盾が苦手ですので、
親自身ができないことを求められると混乱します。
もし、ご自身ができないことであるならば
仲間となって一緒に攻略するスタンスを取る
ことをオススメします。

さらに褒め方にもポイントあり!

叱ることと同等に難しいのが褒めること。

「褒める」は本当に難しいもので、
褒めて伸びる、は実は高度な教育テクニック。
褒める言葉とタイミングを間違ってしまうと
コミュニケーション能力や自尊心の持ち方、
自己肯定感、物の価値基準などに
大きな問題を生じる場合があります。

「褒める」ではなく、根拠と合わせて
「評価する」ということが必要です。

全ては良い悪いの二極で判断せずに
この場合は良いけど、こっちの場合は悪い、
など、答えの出ないものでも構いません。
理由付けがお子さんに納得のいくものならば
受け入れた分だけ、お子さんの自信に
繋がっていきます。

手放しで褒める、ご褒美を与える、は
やってはいけません。
褒めてもらうために頑張る、
ご褒美のために頑張る、
つまり、何か理由がないと動けない人間に
育ってしまうから。

物事の良し悪しは時と場合により変化します。
その変化にも柔軟に対応出来る、
そんな思考力と判断力を身につける機会が
褒める時、なのです。


*「脳力教育」については筆者が、
6,000人を超える指導経験、経過観察から
導き出した方向性・指導法の一つです。